※※※※※※※※※※※※ 重 要 ※※※※※※※※※※※※
<ご使用にあたって>
香料は薬品です。ご使用の際は精油と同じようにご使用頂くことが可能ですが、必ず使用基準濃度を遵守下さい。「10%まで使用可」の場合、
最終的な完成品の中に10%までなら含まれていても良いという安全基準です。100gの香水の場合、10gまで使用して良い、ということになります。
※香水を含む化粧品の安全基準ですが、剃った肌に使う化粧品、フェイス用化粧品は基準値がより低くなりますのでご注意下さい。ルームフレグランスやキャンドル等直接肌にご使用されない場合は使用基準値がござませんのでご安心下さい。
■cis-3 Hexenol (シス3-ヘキセノール)
青葉アルコールと呼ばれる植物に含まれるグリーンの香り。とても瑞々しくシャープなグリーンノートで、青葉をちぎった時の純粋な青さを抜粋したような香り。
8%まで使用可。
■cis-3 Hexenyl salicylate (シス3-ヘキセニルサリチレート)
天然には存在しないグリーンノート。cis-3 Hexenolと比べるとアロマティックなニュアンスが強いため、シプレやフゼアを初め、少しアロマティックなグリーン、フローラル系に使用される。
7%まで使用可。
■Cucumber(キュウリ)
瑞々しい青さを持ったキュウリの香りの調合香料。瓜系の青さ、瑞々しさを表現する際に使用します。
5%まで使用可。
■Ethyl linalool (エチルリナロール)
Linaloolがアレルゲン成分であるため、各社が代替えとして使用しているLinaloolの香り。香りとしてはLinaloolよりも微かに甘さとフローラル感が強い。
40%まで使用可。
■Freskomenthe(フレスコメンテ)
ペパーミントの精油から甘さを少し抜いて穏やかにしたようなミントの香りの合成香料。Givaudan社のスペシャリティ。
使用制限なし。
■Herboxane(ハルボキサン)
カモミールやバジルを少しスパイシーにしたようなユニークなアロマティックノートの合成香料。Quest社のスペシャリティ。
10%まで使用可。
■Ivy base (アイビーベース)
アイビーをイメージしたグリーンノートの調合香料でFirmenich社のスペシャリティ。とても柔らかで落ち着いたグリーンノートで、ガルバナムや青葉アルコールほどトップで強く香らないのが特徴。
使用制限なし
■Liffarome(リッファローム)
近年非常に良く使われるようになったキュウリのようなヴァイオレットリーフの香りの合成香料。IFFのスペシャリティ。
10%まで使用可。
■Linalool (リナロール)
精油全般に広く含有されている、栄養素で言うとヴィタミンCのような成分。ローズウッドの主成分ですが、ローズの香りではなくアロマティックなスズラン香。精油ではコリアンダーに多く含まれています。
40%まで使用可。
■Linalyl acetate (リナリルアセテート)
ベルガモットとラベンダーのムエットを放置すると似た香りが残るが、それはこの成分が共通していて残るから。とてもアロマティックなフレッシュノート。
15%まで使用可。
■Linalool oxide (リナロールオキサイド)
カンファーのようなフレッシュ感をもったリナロール系の合成香料。
1%まで使用可
■Linalyl Propionate (リナリルプロピオネート)
ラベンダーやセージ(精油)内に存在するフルーティーフローラルなリナロール香。ベルガモットとラベンダーのニュアンスをもち、フローラルを初めオリエンタルまで幅広く使用される合成香料。
10%まで使用可。
■Stemone(ステモン)
少しクセのあるグリーンリーフノートの合成香料で、スズラン、ナルシス、シトラスノートなどにグリーン調を加える香り。フィグやフィグリーフを作る際に重要なグリーンノートで、Givaudan社のスペシャリティ。
使用制限なし。
■Styrallyl acetate(スティラリルアセテート)
ガーデニアの香りを作る上でとても重要となるグリーンノートで、昔から使われているオーソドックスな合成香料。スズラン、ヒヤシンス、チュベローズなどの変調剤としても使用されたり、トップノートにシトラスと共に用いられたりする。
5%まで使用可。
■Syvertal (シベルタール)
天然には存在しないグリーンノートで、キクやガーデニアを思い起こさせるグリーンフルーティーノート。ラディッシュのように感じる部分も。IFF社のスペシャリティ。
10%まで使用可。
■Triplal(トリプラール)
シトラスととても相性の良いフレッシュで明るいグリーンノート。各社が別々の名前で商品化している中でTriplalはIFF社の商品名。
2%まで使用可。
■Undecavertol(ウンデカヴェルトール)
スズランやリンデンブロッサムを初め、グリーンフローラル系の調合香料に使用されたり、フルーツにグリーンのアクセントを与えるために使用されるGivaudan社のスペシャル香料。
5%まで使用可。
***** 注 意 *****
香料の取り扱いには十分注意をし、必ず表記にございます濃度以下でご使用下さい。
原液のままブレンドをしますと多くなりすぎてしまいがちです。
事前に希釈したものを用意し、それらを使用してブレンドしていくことをおススメ致します。
※香料は全てproficeの調香体験セミナーで実際に使用している香料となります。