<ご使用にあたって>
香料は薬品です。ご使用の際は精油と同じようにご使用頂くことが可能ですが、必ず使用基準濃度を遵守下さい。「10%まで使用可」の場合、最終的な完成品の中に10%までなら含まれていても良いという安全基準です。100gの香水の場合、10gまで使用して良い、ということになります。

※香水を含む化粧品の安全基準ですが、剃った肌に使う化粧品、フェイス用化粧品は基準値がより低くなりますのでご注意下さい。ルームフレグランスやキャンドル等直接肌にご使用されない場合は使用基準値がござませんのでご安心下さい。


■Aldehyde C-18(ココナッツアルデヒド)
サンダルウッドをクリーミーにしたり、アイリスを艶やかにしたりととにかく幅広く活用されるクリーミーなココナッツ香。正式名称はガンマノナラクトン。
10%%まで使用可。

■Benzaldehyde(ベンズアルデヒド)
アーモンドの香りの成分で、ラクトン系と合わせると杏仁系の香りとなる。また、桜や桃、梅などの香りを作る際には必須となる香料。非常にパワフルなので、1〜5%に希釈して使用する。
8%まで使用可。

■Bicyclononalactone(バイシクロノナラクトン)
クマリンにココナッツを足したようなクリーミー系スイートノート。IFF社のスペシャリティ。
10%%まで使用可。

■Coumarin(クマリン)
桜の葉の香りとして有名な合成香料で、トンカビーンの精油に含まれて居ます。干草に甘さとパウダリーさを加えたような香りで、樹脂系の精油と組み合わせてパウダリーで甘いオリエンタル調の香りを作る際に多用されています。(※粉末香料です)8%まで使用可。

■Ethyl Lactate (エチルラクテート)
微かに溶かしバターのようなニュアンスをもったクリーミーな香り。他のラクトニックな香料と合わせて、クリーミーな香りを作る素材であり、フレーバーにも使用される。
12%まで使用可。

■Ethyl vanillin(エチルバニリン)
Vanillinは微かにスモーキーさがあるのに対し、こちらは純粋にカスタードのような甘さが広がる香料で、Vanillinよりも持続が良い。
(※粉末香料です)4.3%まで使用可。

■Heliotropin(ヘリオトロピン)
甘くパウダリーで杏仁系の香りのする香料で、ヘリオトロープの花にそっくりな香り。粉末の単品香料となります。
12%まで使用可。

■Miel(ミエル)
蜂蜜をイメージした調合香料で、バニラと合わせて使うと効果的。IFF社のスペシャリティー。
5%まで使用可。

■Phenyl acetic acid(フェニルアセティックアシッド)
微かにアニマリックなテイストを有したこってり系のハニーノートの合成香料。(50% in DPG)
2%まで使用可。

■Phenyl ethyl acetate(フェニルエチルアセテート)
フローラルノートとの相性が良い、比較的さっぱりとしたフローラルハニーノートの合成香料。
50%まで使用可。

■Phenyl propyl alcohol(フェニルプロピルアルコール)
樹脂や果実の中に含まれるややこってり系のハニーノートの合成香料。
8%まで使用可。

■Vanillin(バニリン)
天然のバニラやベンゾイン等の樹脂の中に含まれる甘いバニラの香り。バニラアブソリュートはスモーキーでリキュールのようなバニラ香ですが、こちらは純粋な甘さが広がる。(※粉末香料です)
8%まで使用可。


*****　注　意　*****

香料の取り扱いには十分注意をし、必ず表記にございます濃度以下でご使用下さい。
原液のままブレンドをしますと多くなりすぎてしまいがちです。
事前に決められた濃度に希釈したものを用意し、それらを使用してブレンドしていくことをおススメ致します。

※香料は全てproficeの調香体験セミナーで実際に使用している香料となります。